岐阜グランドホテル

部屋は町側ツインを予約したが、川側になっていた。値段的には川側の方が高いため、一応はアップグレード扱いなのかも知れないが、どちらがいいかは好みが分かれる。

部屋は30平米だが、同等の客室面積を持つ最近のホテルと比べると、ユニットバスはかなり狭い。また水圧が悪く湯量が安定しないため入浴で火傷しかけた。備え付けのドライヤーは壁付けの初めて見るタイプで、吹き付ける風に悪い意味で昭和の臭いを感じた。利用するなら湯温を低めにした方がいいが、出来れば大浴場を利用したほうがいい。個人的にはなんとか利用に耐えられるものの、耐えられない人も少なくないと思われる。

ユニットバスが狭く、またベッドも比較的小さめだが、代わりにリビングスペースが広く取られている。30平米程度の客室にも関わらずソファーが2台も置いてあるため、食事も取りやすく、また複数組で利用する場合には1部屋に集まって談笑も出来る。窓が開き空気の入れ替えも出来るが、ベッドが固いため安眠は出来なかった。

夕食、朝食はレストランは12階のフレンチを利用。基本的には窓は川側に配置されているが、西館側の半個室のようなエリアは町側にも窓があるため、夕食時は夜景を眺めながら食事が出来る。ただ肝心の食事に関しては、あまり食材に対するこだわりを感じられなかった。今のレベルではわざわざホテルで食事しようとは思えない。

開業55年も経過しているだけあって、色々な面で古臭さが感じられた。建て替えない限りはどうにも改善出来ないことはあるため仕方ないが、西館側のエレベータ内は多くの人が利用する場所であるし、もう少し綺麗にして欲しい (臭いも気になった) 。逆に過去のバブリーな感覚をもつフレンチレストランの造りは、出来ればそのまま残して欲しい。

レストランは和洋中と揃っており、広々としたティーラウンジもあり、スタッフの対応もしっかりとしていたことから、過去には一流の名を馳せた感を受けた。良い面も悪い面も多く評価が難しい。一般のホテルを利用することはほとんどないが、ソフト面での印象が良かったため機会があればまた訪れてみたい。

宿泊利用でしたが、荷物を持っていても、どのスタッフも見て見ぬふり。見つけたカートにバッグを自分で乗せてもスタッフは来てくれませんでした。自分達でエレベーターに乗ろうとしたところ、ようやく来る始末でした。
夕飯も食べている最中に横から皿をどんどん下げられるし、フロントに電話しても出てくれません。ようやく出てくれて夜食の案内が部屋にあったから電話したのに、お届けできないの一点張り。その辺のビジネスホテルの方がよほど素晴らしい接客です。。従業員はどのような教育を受けているのか気になりました。私もサービス業に従事しておりますが、ここまでのサービスを受けたことはありません。サービス業というものが何かをご存じですか？？サービス業をなめておられますか？サービス業の対極として、反面教師として宿泊されたいのなら、これ以上勉強になるホテルはございません。