大橋コレクション館

いかにも成金趣味といった趣のコレクションが並んでいます。
正規の博物館では無いのできちんと鑑定されていないのか明らかな紛い物や、解説文の間違いがちらほら。それはそれでみていて面白いです。

飛騨大鍾乳洞の傍にある美術館です。故大橋外吉さんのコレクションが展示されています。料金は飛騨大鍾乳洞とセットで1100円、個別料金はありません。ここに足を運ぶ多くの人が、恐らくは鍾乳洞目当てで来ると思いますが、ここの展示物は至宝だらけでした。特に目を引かれたものを列挙するだけでも、黄金の火縄銃に翡翠の桃の木、エジプトの骨董品、螺鈿細工に真珠の名古屋城と、多くの展示物に見応えがありました。いやぁ、展示物も勿論そうですが、これだけのものを集める橋本さんの財力にも驚かされます。内部の撮影は禁止なので、写真はありません。

鍾乳洞とセットで見学できます。金塊が強盗にあってむざんなすがたになってしまったようです。それ以外にも貴重なお宝？や骨董品がかなり展示されており期待せずに行けばみごたえがあると思います。

大鍾乳洞に入る前に見ることができるコレクション館です。
大鍾乳洞の入場券で見学することができます。
予備知識なしで訪れたのですが沢山の美術品や工芸品、二角獣ウニコールや強奪後の金塊まで展示されておりとても楽しめました。館内は撮影禁止の為写真はありません。

飛騨大鍾乳洞と同じ敷地。セット券の価格以上の値打ちがあると思います。
大橋コレクション館ですが、翡翠で作った党や象牙の建物等、焼き物、置物、神輿など古今東西の様々な美術品が見れます。
きちんと整備すれば、美術館並みではないでしょうか。

鍾乳洞は別にクチコミに入れましたが、こちらも鍾乳洞としては整備されており、体力に応じて歩けるのもよいなと思いました。
このエリアに立ち寄る際は、おすすめの場所です。

2020年9月29日訪問。

正直、鍾乳洞より良かったです。
撮影禁止のため、コレクションの写真はありません。

盗まれた金塊のことは知ってましたが、まさか戻ってきた『溶かされた金塊』をそのまま展示しているとは思いませんでした。
時価6億だか7億だか書かれてましたが、2020年9月29日時点の金の相場が約7,000円/gなので、それより遙かに高くなっているはずです。
その横にある本来の金塊は、金色にコーティングされた鉛のサンプルでした。

他にも、大昔の歴史の教科書で見た品や皇族からの下賜された宝石箱、中国の皇帝が愛用していた物、象牙で作られた作品や真珠で作られたお城など、どれもこれも全てが驚きのコレクション品でした。

コレクション館から駐車場を挟んだお土産屋さんや食事処が並ぶ建物のいちばん左側に、コレクション館の別館があるのでこちらも是非のぞいてみてください。無料です。
個人的にここの石のアートで鯉を描いたのがものすごく気に入りました。

古くからあり、さびれた感じですが、じっくり見ると見応えのあるものがずらりと並んでいます。

こんな大きな象牙！？
この彫刻を彫り出す技術の素晴らしさ！！
大きな青磁のお皿etc

世界の美術品や装飾品が約1,000点も展示されています。 (撮影禁止)

目玉の100kgの金塊が強奪され、その後犯人が逮捕。戻ってきた71、7kgの金塊 (と言ってもバーナーで焼かれたバラバラ状態) を再び展示しているのが言葉は悪いですが面白いです。

鍾乳洞の途中にあるから入った、という感じでしたが、コロナ禍で貸切状態、ゆっくり見て回りました。

鍾乳洞を発見した故・大橋外吉さんは、もしかしたらコレクション館を見にきてもらった方が喜ぶのじゃないかしら？
と、その人物像に想いを馳せ帰路につきました。