御霊神社（梶原） / 梶原御霊神社

梶原景時の供養塔は案内もなく分かりにくい場所にありました。Googleマップでは学校校舎の裏手を表示、どうやって行くの？と思いました。
参道を通り2番目の鳥居をくぐり境内左の岩壁とフェンスのきれた狭い所から入りました。
岩壁沿いに歩いて行くと壁裏側に供養塔がひっそりとありました。

御霊神社で黄色スズメバチが発生し、舞殿に巣を造りました。7月10日に撤去はしましたが、本巣は撤去していませんので再度巣を作るはずですので本殿にお参りの際は気を付けてください。
その後・・10/04現在　　時期的にハチはいなくなりました。

銀杏が大量に落ちていますので、上之宮にお参りの際はお気を付けください。

鎌倉の雪の下にある御霊神社は元々はこちらにあったとされているそうです。祭神は梶原景時のご先祖さまの鎌倉権五郎と言われています。
2022年大河ドラマ鎌倉殿の13人の1人でもあった梶原景時殿がお建てになられたとの説もあります。
住宅街の中の小学校の隣りに入り口があり、下手したらかなり怪しいヤツって警戒されます
鳥居をくぐって奥に進み、本殿に手を合わせて梶原景時殿や鎌倉権五郎殿に思いを馳せながら祈ります。

伊豆の国市にある守山八幡宮と同じ構成の境内でした。
参道の真ん中に舞殿があり、その奥の階段を登ると拝殿。
鶴岡八幡宮、守山八幡宮、戸塚の舞岡八幡も同じ構成です。
何故でしょうか？
京都の賀茂神社系も同じなので、設計に秦氏や藤原氏の設計思想が
盛り込まれてると考察しています。

梶原御霊神社の御祭神は 梶原景時 公の祖先で 源義家公 与力の名将 鎌倉景正 公。
江戸期まで明治政府に神仏分離で今は移転させられた等覚寺持ちの境内社だった。
明治政府の宗教改革廃仏毀釈による自然地形を御神体として拝む自然信仰弾圧と偶像崇拝弾圧まで御神体は鎌倉景正公像だったようだが現在どうかは解らない。

神奈川県東部の御霊神社は本来は平安時代醍醐天皇の時代のは元は梶原氏の祖先で柏尾川対岸の村岡城主だった鎮守府将軍の平良文公～歴代祖先を祀る神社で板東平氏の氏神だった。
鎌倉郡の本社の鎌倉市坂ノ下の御霊神社に祀られた平良文公子孫で梶原氏祖先の鎌倉景正公が有名に成り主祭神に置き換わった場所が多い。
梶原は梶原氏の本願地であり、元の別当寺の等覚寺の山号が休場山 (きゅうじょうさん) で休場を読み下しで“やすんば”と読むそうなので状況的に鎌倉十二所に移転後も深沢小学校敷地には静養する為に梶原氏本貫地の梶原氏館が在った可能性が有る。
又、休場は旧城と字の置き換えで背後は立地的に詰城跡と思われる。
境内に神仏習合鎌倉時代の名残りが多数有り、見た中でも鎌倉幕府滅亡直後の建武年間の石塔も有る。
まともに記録が残らないのは、鎌倉郡であり北条を憚 (はばか) って鎌倉時代を通じて梶原氏を崇拝対象や供養対象に出来なかった可能性大。

同一丘陵周囲に鎌倉時代の様式の保存状態良好な矢倉多数、ただし明治政府の廃仏毀釈と戦後の地租改正で私有地登記されてしまい鎌倉中心部と比較しても良好な矢倉群は存続の危機。

鎌倉市梶原に鎮座する、後三年の役で活躍した鎌倉権五郎景政を祀る神社。建久元年（１１９０年）に、鎌倉氏を祖とする梶原景時が創建したとのことです。また、坂ノ下の御霊神社は、この御霊神社を移したものだそうです。

梶原景時様、静かで落ち着ける場所造っていただきありがとう
又、おじゃまします