早川城
住所 | 神奈川県綾瀬市早川3丁目4−964 |
電話 | +81 467-70-5637 |
時間 | 00:00-24:00 |
サイト | www.city.ayase.kanagawa.jp/soshiki/shogaigakushuka/bunkazai/551.html |
カテゴリー | 史跡 |
評価 | 3.3 7 件の口コミ |
最寄りの枝 神崎遺跡公園 — 神奈川県綾瀬市吉岡3425-5 |
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近くの同様の会社 相模国分寺跡 — 神奈川県海老名市国分南1丁目19 |
早川城 件の口コミ
7 2018/12/24
こんな公園に遺構があるわけがないと思い訪ねてびっくり。台地先端を切り取る堀切がしっかりと遺っている。公園としても整備され、駐車場もあり、なかなか素晴らしい。
目久尻川沿いに来て城山公園の駐車場に停めました。 ここは城山公園の南側に当り、後で城山に上がると北側に立派な舗装された駐車場と入口がありました。 但し、南側から入った方が正解だと感じたのは、城山の高さや南麓の湿地帯を体験して、城の要害性に少しは触れられたからです。 台地上に主郭があり、南西部が堀址又は帯郭とされて、主郭は1mほど高くなっているが、どう見ても公園の通路にしか見えません。 主郭は広い平坦地で、西側に小高い物見塚といわれる櫓台があり、そこに東郷平八郎元帥の先祖渋谷氏発祥の地という大きな碑が建っています。 北面と東面には土塁が残っており、北面には深い空堀を見る事が出来ます。 もっと都会の小ぢんまりした公園を想像していましたが、結構遺構も残り、往時を想像できる良い城址でした。 駐車場から主郭まで5分。 (2012年登城)
城山公園として整備保存されています。大きな駐車場もあり、綾瀬市民の憩いの場になっています。駐車場から公園に向かうと、まず大きな空堀が迎えてくれます。滑り台など遊具が設置されていますが、かつての縄張の面影が随所で伺える、森で覆われた素晴らしい公園です。
周辺に住宅地が迫って、雰囲気が変わってきたのが残念。
ここは、鎌倉開府前後に綾瀬付近に土着した中世豪族渋谷氏の居城。
東京渋谷区にある金王八幡宮の代々代々宮司渋谷さんとの同族らしい。
本丸跡と思われる場所に東郷平八郎碑が立っているが、元々渋谷氏同族で薩摩に下って改名し東郷となったと聞いている。
このお城は、今の渋谷駅の地名の基となった場所です。
写真の中にもありますが、ここの谷はちょっとした湿地となっていて、棒を突き刺すと渋渋(シブシブ)と水が出ます。そんな谷なので、この辺りを「渋谷」呼んだという地名説があります。
でも、この早川城は渋谷駅からは随分離れています。それはこの土地名を取った豪族・渋谷氏の飛び領が今の渋谷駅の周辺にもあったことから、渋谷という名前が付いたという訳です。(諸説あり)
渋谷駅には渋谷城というお城があって、渋谷金王丸という義経やその母・常盤御前と関係の深い人物もいました。詳細はまた別途渋谷城のところで解説します。
さて、この渋谷氏が有名になったのは、源頼朝の石橋山の戦い前です。当時、この綾瀬市の隣の藤沢市辺りを領有していたのが大庭景親(おおばかげちか)。大庭景親が伊豆で旗揚げをしたばかりの頼朝を襲う計画を持つことを、隣国で知った渋谷重国(しげくに)。渋谷重国はこの早川城に引き留めていた近江源氏の佐々木兄弟を介し、この大庭氏の計画を頼朝側へ伝えるのです。
佐々木兄弟は石橋山合戦後、源氏の優秀な人材として平家滅亡・奥州征伐まで大活躍します。
そんな源平合戦話と、今の渋谷駅の地名の起こりをつなぐ早川城。歴史というのは思いがけないところで繋がっているのですね。
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公園まで続くひろやま小路がいつもきれいにされており楽しく散歩をさせていただいています。そして公園に着くとおおくの人たちがジョギングをしています。空気も美味しく鳥の鳴き声も聞こえ大変いいところです。