神里内科クリニック

突発性の病気の時はつらいので、問診でみて薬さえ出してくれればそれでいい。駅近で駐車場も駐輪場もあって、仕事と子育てで忙しくて時間もなく、病院が好きじゃないので早く終わって待ち時間もなくすごく助かります。予防接種も流れ作業で早くて私は助かってます。

会社の健診がここです。
受付の方の素早さと看護師さんの採血の腕は素晴らしいです。
しかし医師は問診ばかりで、症状に関して質問しても話がずれていて挙げ句にネット検索をしろと。毎回アレルギーとドライアイの事を問診票に書いているのですが、同じ内容にもかかわらず毎回違う反応を示され不安になります。

医師に関しては星0です。

喉の調子が悪いと訴えましたが、喉を見てはくれずに問診だけで薬をいただきました。
その後体調は良くならずに、とうとう会社を休むくらいになりました。体調が良くなったなら良かったのですが…
二度と行きたくないです。

【一般的な診察をイメージすると不満を抱くかもしれない。しかし、よくよく考えるとそんなにおかしなことはしておらず、話が早いと捉えることもできる。】

普通の病院は喉を見て呼吸を見て熱を調べて話をじっくり聴いてくれるが、ここのクリニックは全然違う。それらが全くない。問診で全て終わるのだ。

私は最初38.5度の熱が出たので来院した時、診察が数分の問診で終わってしまったことに驚いた。他の口コミと同じように「なんて適当な先生なんだろう」とも思った。

しかし、よくよく考えてみるとむしろそっちの方が効率的なんじゃないかと思うようになった。というのも、喉を見たり、聴診器を胸にあてる作業は検診として広く見聞されるが、実はあまり意味がないのかもしれないと思ったのだ。かつてはそれらの医療行為が意味を持っていたのかもしれないが、今は医学医療が進歩して実質的な手順としての地位を失っていたとしたらどうだろう。喉を見たり、聴診器は患者の不安を和らげる「おまじない」でしかないのかもしれない。

診察の手順が簡素である代わりに、こちらのクリニックは一回あたりの診察料が凄く安い。診察込み薬込みで1000円〜1500円くらいだ。

だから、病気が発症して一回の診察で治療が完了するというイメージではなく、神里クリニックでは何回か来て貰って発症経過を確認して貰うような診察モデルを想定しているのかもしれない。いわゆる風邪は免疫による自然治癒が最善の治療だ。2019年時点では薬で出来ることはウイルスや細菌の根絶ではなく、その症状を和らげるだけと言われている。そうなると風邪の診察の時に内科医がやるべきことはウイルスや細菌の排出を邪魔しないことだと思うし、その免疫機能を抑制しないように必要最低限の投薬を目指すべきだろう。

そう考えると、意外と神里クリニックの手順はあながち間違いとも言えないかもしれない。真意は分からない。

何が言いたいかというと、誤解されやすい医院だが医療リテラシーがしっかりしてる人には向いているクリニックだと思う。かつては「医者様」と呼ばれたように医師が万能だ信じられていた。しかし医学医療が発達するにつれて専門分野の分業が進んで来たように思う。その特性を把握して活用するべく、診察を受ける患者側のリテラシー向上が必要な気もする。