さかえ平塚店

九州は福岡の今はなき名店、「さかえ西新店」で店長を務められていたＫさんが、この店のオーナーになられたとのことで、前々から行ってみたかったお店。西新店が繁盛したのは、誰からも好かれるＫさんの人柄によるところが大きい。Ｋさんを慕って良い客が集まる好循環を招いていた。現にＫさんが異動すると客は寄り付かなくなり、ほどなく閉店となった伝説の店長である。
6月上旬、東京に行った折に、時間ができたので行ってみることにした。
川崎駅から東海道で約40分。やはり遠い。時間があったので、電車の中でお店の雰囲気を口コミで調べてみた。すると、お店の対応や客のマナーが酷評されていて、不安を覚えながら店に入った。
入ってみると、懐かしいKさんの顔。元気いっぱいの笑顔と大きな声で迎えてくれた。帰りの時刻まで5時間ほど遊んだが、口コミに書かれていたような店員も、マナーの悪い客も居なかった。
むしろ、店員さんは美人さんで対応も気持ち良く、客層も悪くなかった。いちおう私も、札幌から熊本まで、全国のさかえグループを渡り歩いているので、信用してもらって良い。
一番印象的だったのは、相変わらずKさんが大きな声で、客と一緒になって和気あいあいと麻雀を楽しんでいる姿だった。
また、時間に余裕ができたら、平塚まで足をのばしてみたいお店である。

ルールは1,10-25。1本場1500点。上がり連荘（オーラスのみテンパイ連荘）。Aトップを採用しているため、2着が25000点未満だと順位点が1位に移動。赤5筒が上がれるいわゆるさかえルール。
問題は、ちょっと常連だけでお店が回っていること。新規のお客さんがなかなか定着しないこと。都市部のフリー麻雀に慣れた人が行くとかなり面食らうかも。きちんとマナーを守って麻雀がしたいみたいな人には正直おすすめできない。
とはいえ、平塚市内の雀荘といえばここ、と言えるくらいのレベルなので、迷ったらここを選ぶといいかも。