伝香寺
住所 | 奈良県奈良市小川町24 |
電話 | +81 742-22-1120 |
時間 | 09:00-17:00 |
サイト | www.isagawa.ed.jp/denkoji/index.html |
カテゴリー | 仏教寺院, 観光名所 |
評価 | 4.2 6 件の口コミ |
Denkō-ji Temple | |
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伝香寺 件の口コミ
6メインとなる三条通りから一本入ったところにある小さなお寺。市中の民を助けに行き、着物の裾が擦り切れたという重文の裸地蔵の着せ替えの御開帳には、入口に係の方が案内して下さり、美しく穏やかなお顔が拝せます。はらはらと散るもののふ椿も見事です。
奈良市内にある律宗のお寺で本尊は、方広寺大仏の試みの仏像と言われる奈良市指定有形文化財の釈迦如来座像、山号はない。771年、鑑真の弟子・思託律師により開創され、当時は実円寺と称した。1585年、大和の戦国大名・筒井順慶の母・芳秀宗英尼が順慶の菩提を弔うため、正親町天皇の勅許を得て、寺を再興し、この時、現在の寺名・伝香寺に改め、筒井家の菩提寺とした。本堂はその時のものであり、国指定重要文化財。
奈良やすらぎの道に面する市内のお寺だが、喧騒なところがない静かな雰囲気で
18/01/28にお詣りしたときは、十月桜が目を楽しませてくれた。また、花びらが一枚ずつ散っていくという奈良三椿の一つ『散り椿』には蕾がたくさん付いていた。次の機会には椿が見たいものだ。
21/03/11、「散り椿」を見ようと訪ねたが、翌日、地蔵菩薩がご開帳されるので、楽しみは先延ばしすることにして、塀の外から眺めるにとどめた。
21/03/12、地蔵菩薩のご開帳に合わせて、お参りした。外からは見えない足元に花びらが落ちるのは、椿としては珍しいと思う。この日、ここを起点に三椿を巡ることにした。
300円。地蔵堂開扉300円。伝香寺(でんこうじ)は、奈良県奈良市小川町にある律宗の寺院。山号はなし。本尊は釈迦如来。3月中旬ごろピンク色の三重の花びらが一枚ずつ散ってゆく大木の「散り椿」は、東大寺開山堂の「糊こぼし」・白毫寺の「五色椿」と並び「奈良三名椿」に数えられる。
7/23 16時の等身大の木造地蔵の着せ替えは大変たのしい。局部は浮彫の法輪です。
・重要文化財
本堂 - 天正13年(1585年)筒井順慶による再興時に建立された寄棟造・方三間の建物で、本尊釈迦如来坐像が安置されている。
木造地蔵菩薩立像・像内納入品
(以下、像内納入品明細)
木造薬師如来坐像 1躯、種子「ア」 1紙、碧瑠璃舎利壺 1口、絹編袋 1口(以上頭部内)
紙本墨書般若心経 1紙、宋版細字法華経(一部七巻) 1帖、紙本墨書解深密経 1巻、紙本墨書願文 3通、紙本墨書結縁交名 1通(以上腹部内)
木造十一面観音立像 1躯(以上左腿部内)
鎌倉時代に一部に流行した裸形着装像で、別名・はだか地蔵尊とも呼ばれる。裸形の木像の上に、普段は布製の法衣が着せられている。像内納入品のガラス瓶、小仏像等も一括して重要文化財に指定されている。納入品の願文の年紀から安貞2年(1228年)の作と判明し、仏師は善円と推定される。春日四所明神の本地仏である。
Small temple with statue from the Kamakura period. Costs 300 yen entry. Person on parking duty will unlock everything
(未訪問メモ)筒井順慶に関連あり
「実円寺」と称したのが始まりとされる。時を経て、天正13年(1585年)、戦国大名であった筒井順慶(1549年~1584年)の母芳秀尼が若くして没した息子の菩提を弔うため、寺院の建立を発願。正親町天皇の勅許を賜り、唐招提寺長老の泉奘上人を請じて実円寺を再建し、古額を改めて寺号を「伝香寺」と改称。願主となった芳秀尼が本堂前に供えた椿が咲き続けており、江戸時代末期、唐招提寺長老兼伝香寺住職の宝静上人は椿の愛好家で、奈良三名椿(伝香寺散り椿・東大寺糊こぼし椿・百豪寺五色椿)を好んだと云われる。昭和58年(1983年)、筒井順慶法印400年遠諱に際して、全国に散在する大和筒井家の子孫を中心に全国筒井氏同族会が結成されたのを機に、順慶堂の建立と筒井順慶法印坐像の造立されて現在に至る。