今井環濠集落跡地［伝 織田信長公 本陣跡］

奈良県やばしです。古代史の県だと思っていましたが、戦国時代にもいろいろな関わりが。
環濠集落なんて、他の土地ではあまり理解できない感覚かも。
甲賀や伊賀の惣の社会も然り。
歴史は本当におもしろい。

環濠内には、近隣住民と今井小学校の生徒達で絶滅危惧種の｢ニッポンバラタナゴ｣の保護と繁殖に取り組んでいます。古きを知って新しき世代に良い環境を渡せると良いですね。

織田信長公と関連のあるこの地。あの時代に奈良の大名が天下を統一していればどうなっていたのだろうと思うと感慨深いものがあります。

今井郷は環濠城塞都市で、石山合戦の際に堀を深くし土塁や見通しを妨げる筋違いの道路等を築き桝形として虎口を固め、最前線である西口に櫓を設け、織田信長軍と戦った。堀は場所によって違うが、幅が5メートルから7メートル、深さは2メートルほどもあったという。

通りの両側に古い建物が並ぶ他の景観地区とは違い、面的に広がりがあって生活に溶け込んでいるのがすばらしい。静かに時が流れているのを実感しながらゆっくりと散策できます。駐車場もありますが、駅から歩いてもサイクリングでも楽しいと思います。
生活している方のことも考えて、穏やかに訪れましょう。