法隆寺綱封蔵
住所 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 |
電話 | +81 745-75-2555 |
時間 | 08:00-17:00 |
サイト | www.horyuji.or.jp |
カテゴリー | 仏教寺院, 宗教法人, 観光名所 |
評価 | 4.5 6 件の口コミ |
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法隆寺綱封蔵 件の口コミ
6法隆寺の綱封蔵は、高床式、寄棟造りの双倉とのことです。双倉とは、元来は2つの倉を並べて一つの屋根を葺き、その間は吹放とするものだそうです。建立年代は平安時代中期と推定されるそうで国宝に指定されています。
網封蔵(こうふうぞう)。創建は奈良時代で国宝です。高床式倉庫ですが、「双倉」としては東大寺正倉院宝庫とこの綱封蔵の二棟だけしか存在しないのだそうです。しかも綱封蔵のように中央を吹抜けにして、吹抜けに向かって扉を開く構造が「本来の双倉」で、それはこの網封蔵だけなのだそうです。
平安時代の建物。
棟行9間のうち、真ん中の3間を吹き放ちとした「双倉 (ならびぐら) 」の希少な遺構。
礎石の上に丸柱を立て、頭貫やら梁やらで繋いだ高床部分の上に、台輪と呼ばれる分厚い板と言うか、平べったい角材と言うかを据えて基礎とした上に、角柱を立て、壁と床を張り、建具を取り付け倉の身舎としているのだそうです。
つまり、高床部分と、倉部分はまったく別個の構造物ということ。
寺の宝物を収める倉とは言え、やはり実用性重視で、装飾的な所はまったく見られない、ハッキリ言えば地味な建物ではあるが、ヒッソリと凄いお方なのであります。
酸いも甘いも噛み分けて千年、寺宝を守り続けてきたわけか…。
この倉そのものが、もはや仏に思えてくる。
合掌…。
奈良時代の「双倉 (ならびぐら) 」の様子をよく伝える遺構。
元来「勅封蔵」つまり、勅命によってのみ開閉される、朝廷管理下の蔵だったものが、法隆寺僧の自治組織「僧綱」に管理が移り『綱封蔵』となったものだそうです。
一棟の建物であるのに、何故、収納力を犠牲にしてまで真ん中にスペースを作ったのか?
ちょっと「妄想」して見るのも一興かと…。