戒重春日神社

訳語田幸玉宫位承地
訳語田幸至宫は、第三十代敏達天皇が営んだ宮です。
記纪によりますと、敏達天皇は、初め百济大井宫※を営んでいましたが、 占いによりこの地に宫を移したとされています。先に我が国に伝来した仏教にっいては、崇仏派の蘇我氐と
廃物派の物部氏の対立が表面化してきます。
仙法を広めたせいて疫病が発生人たと物部氐から進言を受けた敏達天皇は、 仏教を禁止して仏像や仏殿等を焼くなどしたと記されています。
李大外交面了は、先代の飲明天皇の
と外交を続けたとされています。️

「磐余・山田の道／万葉の道」巻八の一の三　桜井市大字戒重
戒重 春日神社（かいじゅう かすがじんじゃ）

大和鉄道跡の県道を南東に向かい、歩みを進めること10分程度、変型交差点の一角に鎮座おはします。
朝な夕な、前面の国道は結構往来の車の渋滞があるにもかかわらず、綺麗に維持管理された社です。

また鎮座おはすこの地の辺りは、第三十代敏達天皇が即位した『訳語田幸玉宮（おさだ さきたまのみや) 』の所在地でもあったとされています。

昼間は何気ない社でも、夜に前を通ると仕掛けがあって、入り口鳥居脇に一つ、拝殿の軒下に一つ、小さな明かりが灯されています。小さなアクションですが、この頃の奈良は確かに気合が入っていて、こういうことにしっかりと気持ちを注いでいらっしゃる、実にツーリストでも気持ち良く感じるものです。

旧第三セクターで運営された、今はもうすでに廃線になっていますが、その橋脚遺構を見るのも楽しいですよ、決して万葉故地ではないのですけれど。
さあ、桜井駅のガードをくぐって磐余・山田の方面に向かいます。