孝元天皇 劔池嶋上陵

池の上に浮かぶ島みたいな感じで、ちょっとわくわくします。
左手に池を見ながら階段を登っていくと拝所がありました。大正時代は階段の入り口あたりまでしか行けなかったようです。
孝元天皇剣池嶋上陵（こうげんてんのうつるぎのいけのしまのえのみささぎ）とされていますが、考古学的にみると丘陵の上にある３つの小さな前方後円墳で、孝元天皇陵である可能性はありません。
そもそも第8代孝元天皇（前273〜前158、享年116歳）は、欠史八代と呼ばれる、情報が謎に少ない8人の天皇の内の1人であり、実在したかどうかが不明です。

実在したかどうかはさておいて、箸墓古墳の埋葬者倭迹迹日百襲姫命の異母兄弟である第８代孝元天皇、この御陵は江戸期に治定されたが、宮内庁によればこの御陵は前方後円墳となっており、天皇陵として初めて登場する前方後円墳であるり、以降は敏達天皇まで続く墳形となる。ただ、実際には円墳２基と前方後円墳１基で構成されているとの話もあるが詳細は分からない。ただ、その兄弟と合わせて時代考証を行う際に、墳形の選択に苦労したのであろうと思われる。墳丘上に拝所が設けられている天皇陵は他に知らず、そうした点でも珍しい御陵です。

朝の散歩で行ってきました。冬のこの時期は池の水がなくなり、また違った風景を感じることができます。
こちらの天皇陵は少し階段はあります。駐車できるスペースもあります。
つるぎ池の中心にあり、散歩にはうってつけです。
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被葬者：第8代・孝元天皇

石川池のほとりに劔池嶋上陵があります。
拝所は陵の内部奥地にある珍しい形になっていました。

第8代・孝元天皇は欠史八代の一人で、記紀には系譜の記載のみで、事績は不明です。

拝：2020/07/13

ご陵墓地巡礼ツーリングで行きたい所の一つでしたから

孝元天皇陵の立地はなかなかいい。
美しい池に取り囲まれ、永遠の眠りにつくには最適の場所だ。

橿原駅から東へ１ｋｍ弱のところにある前方後円墳（公式形式は山形）。
剣池の南東に位置する。
第８代孝元天皇はいわゆる「欠史八代」のひとり。
古事記や日本書紀にも故事の記載がなく、伝説上の人物である可能性が高い。