大膳神社
住所 | 新潟県佐渡市竹田562-1 |
時間 | 00:00-24:00 |
サイト | www.nohgaku.or.jp/journey/sado |
カテゴリー | 神社, 観光名所 |
評価 | 3.9 7 件の口コミ |
Daizen Shrine | |
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大膳神社 件の口コミ
7 『延喜式』巻9・10神名帳 北陸道神 佐渡国 雑太郡「御食神社」に比定される式内社(小社)の論社。近代社格では村社。創祀年代は不詳。
正殿主祭神 御食津大神
左殿 日野資朝卿
右殿 大膳坊賢榮
合祀:倉稲魂命
境内社:稲荷神社/天満神社(保食神,菅原道真朝臣)
由緒:勧請創始については諸説があり一説には式内社当国九社の一つとも言われるがなお詳かではない
由来等は既出なので省略。
とても静かでこじんまりとしてましたが歴史を感じました。翌日の薪能の準備でお忙しい中御朱印を快く書いていただきました(素敵な奥様対応)帰る日でなければ観たかったです。
佐渡市竹田にある歴史ある神社。
鎌倉幕府によって佐渡に配流され処刑された日野資朝とその仇討ちをした息子阿新丸の逃亡を手助けして処刑された大膳坊が合祀されています。社殿も立派ですがこの神社で有名なのは境内にある能舞台。佐渡市に現存する能舞台としては最古と言われ茅葺屋根に松の絵が立派な歴史的建造物です。現在でも能が行われることもあります。
この神社では御朱印を頂くことが出来ます。私が参拝したときはすでに夕方でしたが私に気付いた神主さんが快く御朱印を書いてくれました。ありがとうございました。
佐渡は世阿弥の流刑地であり、「鶯や十戸の村の能舞台」と詠まれるほど能楽がさかんな土地でもありますが、佐渡に能を広めたのは世阿弥でなく初代佐渡奉行の大久保長安とされています。猿楽師の子でありながら武田信玄、徳川家康に能吏として重用された長安は、都の能楽師を引き連れて佐渡に赴任しました。離島であるのみならず奉行所により人の出入りが制限されていた佐渡で、能楽は独自の発展をとげて、大衆芸能として人々の暮らしに定着しました。
佐渡における現存最古の能舞台がある大膳神社は御食津大神を祭神とする食にまつわる神社でしたが、後に後醍醐帝の側近で配流先の佐渡で刑死した日野資朝と、資朝の子の敵討ちに協力して処刑された大膳坊が合祀されています。忠臣所縁の神社として皇室から境内整備の費用が下賜されたりもせず、素朴な雰囲気のまま今も田園地にたたずんでいます。見どころの能舞台も、国宝の厳島神社、国重文の平泉白山神社のものなどに比べれば荘厳さに欠けてはいても、生活感の染みついた鄙びた風情が魅力です。
からっぽの舞台だけ見て何が面白いのか、そう言う方もいらっしゃるかとは存じますが、近くには佐渡の観光名所としては一、二を争う知名度の妙宣寺五重塔、佐渡国分寺があって、ついでの立ち寄りに適しています。ちなみに妙宣寺には日野資朝のお墓もあります。