遍照寺

城址でもあるので、周りはかなり細い道です。伊達騒動を描いた小説「樅の木は残った」のモデルとされる榧の古木が境内にありました。御朱印をお願いしましたら書置きでと言われましたが、木の皮に書かれた立派なものでした。

親戚のお墓があるお寺です。
年に数回訪れますが、いつもお墓周辺がきれいに掃除されていて、とても気持ちよくお参りすることができます。
住職は話好きな方で、葬式や供養などをお願いすると、とてもわかりやすい言葉でためになるお話をしてくださいます。
真岡の工業団地を貫く通りから、少し入っていったところにあり、お寺までの道がかなり狭く少々わかりにくいのが玉にキズですが、地元の人たちに愛されている由緒あるお寺です。

大切な事を教え導いてくださるお寺さんです。仏教学的何かに基づくものなのか哲学的な何かに基づくものなのかは未だに分かりませんが、ストンっと頭から腑に落ちるものが得られました。自分の中から嫌なものが抜けて、道を得られたような感覚です。最近は、何に基づくのかなど分からなくていいのだと思うようになりましたが、
この瞬間と時間って、生き物にとって大切だと思いました。

いつ行っても花が綺麗です。お寺の敷地内が広いので落ち葉で清掃が大変そうです。副住職さんが頑張っていました。頭が下がります。

大変格式の高い寺なのですが庭園の木陰のそこかしこにパラソルや椅子が置かれ、お参りに来る人々に配慮をしてくださっています。夏に伺いましたが蓮や百合や他にもたくさんの花に彩られてました。
敷地は以前中村城だった所で、本堂そばのカヤの巨木は城主が奥州征伐の記念として植えたそうです。

鎌倉公方の足利基氏をはじめ、様々な名高い武将や武家の祈願所だったそうです。重要文化財があったり、立派な巨木があったりと素晴らしい雰囲気です。

周りが堀になっていて城跡です。️
石仏が大変数多くあります。