浅草凌雲閣記念碑

現地からは少し離れています。
この記念碑の前でスーパーの店員が呼び込みしていました。なんかそれが悲しかった。
知らなければ通り過ぎてしまう簡素なものでした。

先日、浅草の六区街を通ると大正時代に大震災で崩壊するまで浅草凌雲閣が建っていた場所にあるパチンコ屋の建物にＯＫストアーが入ることが分かった。看板を見るとオープンは３月とのこと。

浅草凌雲閣の煉瓦などの瓦礫は、昔々竜泉寺町にあった備中松山の初代藩主水谷勝隆の江戸下屋敷の池 (弁天池) の中に放り込まれたと聞いているが、その池があった場所には、現在かまぼこ型のモダンなビル「東京土建」の台東支部会館が建っている。まさかこの地がかつて凌雲閣の瓦礫を運んできた土方衆の館になったとはとても皮肉な巡り合わせだ！

凌雲閣 (ryōunkaku) [cloud surpassing pavilion] 記念碑 [monument].
Built in 1980, the 浅草十二階 (Asakusa jūnikai) [Asakusa twelve-stories], as it was also known, became a popular landmark until its destruction in the 1923 Great Kanto Earthquake.
The tower had the 1st electric elevators in Japan designed by 藤岡市助 (Fujioka Ichisuke), a founder of Toshiba.
The three postcards I am including came from the Shitamachi Museum in nearby Ueno.
The Edo-Tokyo Museum in Ryogoku has a large model of the tower in its permanent display. Also a photo exhibit of the damage caused by the 1923 earthquake. The museum also displays a miniature hibachi with an image of the tower on the side.
The Shitamachi and Edo-Tokyo Museums are worth a visit!
The tower was a landmark and featured in many ukiyo-e prints of the time.

パチンコ店の入口の横に置かれていて、残念な感じ。

浅草十二階は浅草のシンボルだっただけに、台東区はこの記念碑をもう少し大切にした方がよいのでは。

史跡でもなんでもないし此処に建ってた訳でないので、知らない人は此処だと勘違いしそう。せめて史実である場所を明記するなら好感もてるけど、商業振興的な其の歴史的経緯を知っているプロパーは余り好い気はしないだろう。

今や、パチンコ敷地内に説明番があって、しかもこの近くあった程度。

裏手の工事現場で遺構と思われるレンガと土台が発見され、見に行ったついでに。
パチンコ屋さんの入口付近にポツンとあり、素通りしてしまいそうな場所のあります。