築地本願寺 和田堀廟所
住所 | 東京都杉並区永福1丁目8−1 |
電話 | +81 3-3323-0321 |
時間 | 09:30-16:30 |
サイト | www.wadabori.jp |
カテゴリー | 仏教寺院 |
評価 | 4 7 件の口コミ |
Tsukijihongwanji Wadabori-byosyo | |
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築地本願寺 和田堀廟所 件の口コミ
7 詩人で思想家の吉本隆明さんのお墓があります。初めて墓参しました。お寺で花と線香を買い、線香に火をつけて寺務所で吉本さんのお墓の場所を聞きました。結果として、墓の名義人、住所がわからないと教えられないとのこと(あとで見たらホームページにそう書かれていました)。
ショックでした。お墓の場所を教えてくれなかったからではありません。お聞きした僧侶の方、このやりとりを聞いていた寺務所の方々が、どうやら吉本隆明さんを知らなかったからです。あんなに親鸞を語り、書籍を出版しているのに…。
飛び込みセールスマンが追い払われるように私は寺務所を出ました。私が笑福亭鶴瓶さんや高田純次さんだったら、もしかして調べてくれたかもしれませんね (笑) 。自分の風体と無名である運命を呪いました。
手桶の花と火のついた線香(ステンレス製の入れ物に入っています)をもって墓地に出ました。探すしかありません。
探していると途中で年配の男性にあいさつされました。お寺の方のようです。事情を話すと「吉本隆明さん? ああ、有名な人だよね。場所はわからないなあ」と、それでも近場を探してくれました。しかし見つからず「これだけの広さだからたいへんですね。どうか、見つかりますように」といって手を合わせてくれました。私は「ありがとうございます」と頭を下げました。
私はただそれだけで、今日はこの寺に来た価値があった、と思いました。この方は困り果てた私に言葉をかけて心配してくれたのです。
気を取り直して、大通り沿いから探し始めました。上着を脱ぎ、ショルダーバッグをたすきがけにしました。いったいどのくらい時間がかかるのか、見当がつきません。線香は容赦なく燃え続けます。唯一の手掛かりは吉本さんが著書で「小さい墓」と述べていたこと、インターネットに投稿されたお墓の写真です。
体感で30分以上たったように感じました。蒸し暑くてのどが渇いてます。ふっと振り返ると、それらしいお墓が…!!
近づいて、お墓の名前を確認し、ネット上の写真も確認しました。間違いありません。線香はあと、3分の一ほど残っていました。探した時間は、たぶん20分ほどでしょうか。良かった。
確かに小さいけれど、相当おしゃれなお墓です。最近作られたのではないか、と思うくらい。私には輝いて見えました。
小旅行のような経験でした。
吉本さんの祖先は天草の船大工、佃に来て吉本さんが生まれました。この寺は築地本願寺に信心の深い佃島の住民のためにつくられました。もともとは無辜の庶民のためのお寺です。
素敵なお寺で素敵な経験をさせていただきました。また掃苔させていただきます。
代々のお墓があるのですが何回忌とかの連絡が来るはずなのがコロナ禍で来なくなっているようです。
でも会費は払っているので連絡はもらえるとありがたいです。
どこも大変なので別に良いのですが
会報を送って来られるよりもそういうところが日本の良いところとか思ってしまいます。
今から25年ほど前は、管理も雑で、対応してくれた僧侶の方はチンピラのようで、舌打ちしたり、最悪でしたが、今回25年ぶりに訪れ、感激しました。管理も完璧で、僧侶の方は、色々な手続きのかたわら、個人的な悩みにも真剣に耳を傾けて下さいます。時代が変わったのでしょうか、、、ホントに素敵なお寺になり、行くと癒されます。ここに我が家のお墓を作って良かったですが、
明治憲法の起草者の一人、伊東巳代治伯爵のお墓があります。伊藤博文の元で内閣書記官長、農商務大臣等を務めた長崎出身の官僚で、看板などはありませんが、一画が伊東家の墓所になっています。お寺自体が明るい感じでお参りしやすかったです。