北区立中央公園文化センター

野球場にテニスコート、サイクリングコースまである広々とした北区立中央公園入口にある白い建物は、昭和５年に兵器工場である陸軍造兵廠火工廠（りくぐんぞうへいしょうかこうしょう）の本部事務所として建てられた中央公園文化センター。
終戦によってアメリカ軍の施設となり、保安司令部にはじまって技術情報センター、極東地図局、野戦病院（王子キャンプ）など、昭和46年に日本へ返還されるまでさまざまな用途で使用されたのだそうです。

古墳探索の際に歴史を感じさせる建物が在ったので一枚残したもの。

皇后陛下行啓と記された碑も有り、後に調べてみると陸軍の造兵廠だった建物との事なので、香淳皇后陛下が戦時中に訪れた様です。

戦後は米軍が居留してベトナム戦争時には反戦デモの標的にも成ったそうで、結構知らない事を知り細切れの知識が繋がりました。

朝ドラ「エール」で、主人公の娘・華ちゃんが勤める病院として一瞬映ってました。旧軍関係らしいのですが、白亜の美しい建物です。

旧日本軍の施設から米軍基地のオフィスを経て、現在は地域の文化センターとして地元の人が集まる施設となっています。
建造当初はベージュのタイル張りだったそうですが、現在は白亜のエレガントな外観に。夜はライトアップもされています。
朝ドラ「エール」の病院はここかな？
この建物の裏手にある区立の図書館もこの建物と同じ頃のレンガ作りの工場を改装して作られているので、併せてみるとよいです。

元々が旧陸軍の施設であるため、よく近現代もののロケがあります。
公園は広い緑地が広がっています。
桜の季節の川沿いは桜の花が浮かんでピンクの絨毯のようで美しい。