御主殿の滝
住所 | 東京都八王子市元八王子町3丁目 | ||||||||||||
電話 | +81 42-620-7267 | ||||||||||||
時間 |
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カテゴリー | 史跡, 観光名所 | ||||||||||||
評価 | 4.1 7 件の口コミ | ||||||||||||
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御主殿の滝 件の口コミ
7この滝の水量をみると、自刃して身を投じたことを以前から疑問に思っていました。八王子駅南口に八王子博物館があり、そこで八王子城の古地図が販売されております。その古地図をみると、御主殿の下に池または水がたまった堀が確認できます。防御のために下流を堰き止めて水堀になっていたのかも知れません。おそらく、ここに身を投じたのだと思います。
小さな滝で、岩を歩けば滝壺のそばまで行って見られます。飛沫はそれほど飛んでこないので、写真の撮影も苦になりません。ですが、この上で自刃した人の様子を考えるとむごたらしいです。介錯なしに果てたのかな、首を切り落としたのかな、屍がたくさんあったのだろうな、などなど。悲しい歴史がある滝です。
1590年 (天正18年) 八王子城が落城した際に女性や子供が身投げしたと言われる滝です。
八王子千人同心組頭の植田孟縉の著書『武蔵名勝図会』によると、江戸後期の頃は滝の脇に石垣が組まれているのが確認できます。落城した頃は石垣が御守殿まで続いていて、御守殿から直接滝まで行けたのではないかと思われます。
現在は石垣の姿はなく開発のために地形も大分変わっていますが、当時はそれなりの高低差があったようです。
滝の下には人為的に石で組んだ四角いスペースがあり、当時の水汲み場の名残のようです。
御守殿は山の麓にあり、山頂付近に本丸があるのですが、本丸では女性の櫛が発掘されたそうです。
必死に山頂まで逃げたのだと思われます。滝に身投げした方や生き延びようとしたけど捕らえられて小田原城開城の人質にされた女性たちの姿を想像すると悲しくなります。
多くの武将や女性、子供が自刃をした場所であるという説明書きの看板が立っております。
城が1日で落城したという事実は当時の人々の中には受け入れがたい出来事だったのではないかと思われます。
それほど落差はありませんが、手前の岩の上から観るとかなり深いです。カワセミ等の野鳥写真家が、いっぱい来てシャッターチャンスを伺ってます。
御主殿の滝は1590年(天正18年)の落城の際に御主殿にいた北条方の婦女子や武将らが滝の上流で自刃し、次々と身を投じた滝といわれています。
このときの八王子城合戦によって城山川の水が三日三晩血に染まり、麓の村では、この城山川の水で米を炊けば赤く米が染まるほどであったと伝えられています。このことに起因して先祖供養にあずきの汁で米を炊いた「あかまんま」(赤飯)を炊いて供養をする風習が現在でもつづいているそうです。