四谷見附橋
四谷見附橋 件の口コミ
7 現在の四ツ谷駅東側の江戸城外濠内側に、江戸城防衛の要のひとつ四谷御門がありましたが、明治に入ると門は撤去さます。
1894年(明治27年)、外濠の一部の水を抜き、甲武鉄道(現在のJR中央本線)の四ツ谷駅が開業、1913年(大正2年)に四谷見附橋が完成しました。橋上には東京市街鉄道により新宿と月島を結ぶ路面電車が敷設され、1968年まで運行されていました。この橋は400メートルほど離れた赤坂離宮との調和を図り、高欄や橋灯はネオ・バロック様式が採用されました。橋台は隅を花崗岩で押さえた煉瓦積みの外殻で、アーチは茶褐色に塗装されていました。
1991年には、新宿通りの拡幅と四谷見附橋の架け替えが竣工。旧橋の橋体は八王子市の多摩ニュータウンにある長池公園に移築されました。新らしい橋は旧橋のアーチをイメージしたラーメン構造で、高欄や橋灯は旧橋のものが再利用されています。
四谷見附橋 Yotsuyamitsuke Bridge (rebuilt 1991) passes over the JR Chūō line railroad tracts at Yotsuya Station. It has particularly fine iron work on the railings with the name of the bridge.
聖イグナチオ教会が鐘が鳴る時間に合わせて、ここで待ち合わせをしたら最高にロマンチックなのでおすすめ。除夜の鐘がうるさいと住民からクレームがくる時代に、これだけ辺り一杯に教会の鐘の音色が鳴り響く場所は貴重ではないでしょうか。ベルギーの人が東京で1番母国を感じられる場所はここだそうです(教会の鐘が理由で)。総武線では発車メロディに『教会の見える駅』が使用されていますが、ここはまさに発車メロディに合った場所です。実際にホームから教会自体は見えませんが、、笑
四谷の景色は、「君の名は」でも美しく描かれている通り、東京を代表する景色だと思う。永井荷風が愛した四谷の景観。大正2年にかけられたこの赤レンガ橋が完成した当時は、東京中から竣工式を見ようと人が推し詰めたと風土史にはある。
しかし千代田区も新宿区も地下鉄もJRも、今では全く関心がないのか感性がないのかガバナンスがないのか、現状は電灯の色も新宿区側と千代田区側でバラバラ、橋の上の2種類の電灯もバラバラ、アトレも箱がどんとあるような佇まいで昔のツバメにも愛された駅舎風情はなく、JR中央線沿いの杉の木も、台風の事故以来完全になぎ倒されてしまった。誰がこの東京の四谷の景観を守ってくれるのだろうか。番町に居住していた名だたる大正近代文学の文人たちに思いを馳せるようなノスタルジーのある四谷見附橋になってくれるといいのだが。