活鰻の店 つぐみ庵
住所 | 東京都北区中里1丁目29−1 つぐみ庵 | ||||||||||||
電話 | +81 3-3823-4591 | ||||||||||||
時間 |
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カテゴリー | うなぎ料理店 | ||||||||||||
評価 | 4.6 5 件の口コミ | ||||||||||||
Tsugumi-an | |||||||||||||
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活鰻の店 つぐみ庵 件の口コミ
5 (6/1追記)6月は少量のお弁当だった模様です。電話が繋がった時には完売でした。
(5/1追記)5月も引き続き休業となります。
なかなか電話が繋がらず、予約困難店です。
22年12月から(電話が繋がって確認が取れたタイミング)うなぎ弁当のみの営業となりますが、なんとかうなぎを食する事が出来てます。
骨を丁寧に抜いてあり、舌触りが良く、柔らかく、とても美味しいです。
予約開始時間より前に電話すると、店舗営業なのか、お弁当になるのかわかります。
4月はご主人の体調が優れないとの事でお弁当も休業となってしまいました。
ご無理なさらず、お大事になさって下さい。
最高のもてなし・美しすぎるうな重
予約時間より早く店に着くと店主が外で待っていた。すぐ招き入れられる。普通の住宅のようなお店。2席のみのカウンターへ。メニューはなく、おまかせのコースのみ。うざくでちょっと飲んでうな重、というような普通の鰻屋とは違う。うなぎ割烹というべきか。
八寸をつまみに、なかなか置いていないサッポロラガー・通称赤星で乾杯。
新玉ねぎと味噌をレタスで包んだサラダが野菜好きには嬉しい、うまい!
日本酒に行く。宮城の純米酒、鳳陽。これもあまり店には置いていないらしい。でしゃばらず料理を引き立てる味わいの酒。
焼き鳥は待望のつくね。予約の時に手がかかり過ぎるので出せるかどうかわからないと断られただけに感激。フワフワでジューシー、他で食べたことのない食感と味。続いて手羽先の先。文字通り普通は出てこない手羽先の先っぽ、一串に三羽必要。これも初めての感覚で、もちろんうまい。そして手羽先は骨がきれいにとってある。食べる人が食べやすいように、骨が刺さったりして痛い思いをしないようにという思いやりの心が、すべての品に貫かれている。
うなぎに移る。まず鰻のきも焼き。次にうなぎの頭。口のところを持って肉をこそぎ落とすように食べる。うなぎの骨がきれいに残った。うなぎのヒレ、これが絶品!うなぎの風味が濃縮されている。白焼き、これも旨い。臭みが出ないように捌く時間を調整しているとのこと。捌きたてでも置きすぎてもダメ、客が来る何時間前に捌けば最もいい味になるか計算して人数分を心を込めて捌くという。頭がさがる思い。
お新香にも言及せねばならない。百年ものというぬか床のやさしい味。息子さん・若大将が考案という玉ねぎの漬物が、酒飲みにはたまらない旨さ!うなぎ屋さんなのにお新香を褒めてごめんなさいと言いつつ感想を伝えると、大将、嬉しそう。こちらも嬉しくなりました。
うな重はもう最高。見たことがない美しさ。丹念な骨取りでピカピカ。フワフワ崩れるようなタイプではなく、しっかりとしているのにベリースムーズ。味も言うことなし。
終始、客への思いやりに満ちた接遇、手がかかり過ぎて客を増やせない丁寧な仕事、すべてがありがたく、貴重な経験。とてつもなく幸せな時間をありがとうございました。もしまた電話がつながれば本来鰻がもっともうまい季節である冬に再訪いたしたいです。かかりますように。
(2017.7)