さいかち窪

秋の彼岸に来てみました。窪地を取り囲む外周路に近づくと、空気がひんやりしていました。中の雑木林に入れますが、クモの巣も多く、「スズメバチに注意」と囲まれた木があったり、触れただけで危険な毒キノコの注意案内の写真札が何ヵ所かあります。
正門からはやや歩く場所にあります。

10年とちょっと前、たまたまここに立ち入った時、森の中の神秘的な池があった。木漏れ日に照らされて、それはとても神々しい光景で目を奪われたのを覚えている。
再度見たいと思い後日何度も訪れたが願い叶わず。滅多に見られるものではないことを後で知った。
しかし、季節ごとに色々な自然が見られ、武蔵野の森の豊かな自然に思いを馳せる事が出来る。

小平霊園の中にある雑木林。新青梅街道側にある、小平霊園北口から入った芝生エリア近くには、ふだんは涸れているが湧水が発生した際の流路が備えられている。
雑木林内に入り散策が出来るが、メナブリやヤブ蚊などがたちまち寄ってくるのでのんびりはしづらい。
霊園の雑木林外周路から林を眺めると、窪地の地形がわかりやすい。

小平霊園の中にある大きな雑木林で、黒目川の源流となる湧水地です！
かなりうっそうとした林で、トチノキやコナラ、クヌギ、ハクウンボクなどの落葉広葉樹をたくさん見ることができます。

名前の由来であるサイカチという樹木は残念ながら発見できませんでした。
昔はサイカチの巨木がたくさんあったそうです。

小平霊園からは特にこんもりとした小山のように見えます。緑地景観を作り出す重要な地域です。

雨が少ない時期は少し湿っただけの林ですが、台風の後には湧水を見ることができます。

この雑木林には入ることができますが、自然の状態で保全されているため、頭上の枯れ枝などに気をつけて散策する必要があります。また湿った場所なので、カが非常に多く、虫除けなどは散策の際に必須になります。

鬱蒼と茂った林の中にある黒目川の源流に水の気配はなかった。
でもここから下流に向かっていったら、滝山あたりでは澄んだ水が見られた。

小川を囲んで、小道がせいびされました。