三千人塚

名前に惹かれて散歩がてら寄ってきました。小さな史跡です。大きな木の側にあって彼岸花が寄り添う様に咲いているのがとても綺麗でした。近くには由来が書かれた看板がある程度です

鎌倉時代末に新田義貞と鎌倉幕府軍による分倍河原の戦いで亡くなった戦死者3,000人を葬ったとされる伝承を持つ中世の塚。
発掘調査の結果、鎌倉時代から室町時代にかけての複数の臓骨器や江戸時代の一字一石経が発見されたことから、中世ではこの辺りの有力者の墓所であり、近世に入り信仰の対象になったと変化したと考えているとのこと。
現在、塚上に大きなエノキの木があり、また多摩地区最古の板碑（1256年建立）がたてられており、自由に見学ができ、地域の歴史に触れることが出来ます。

祖母から聞いた話ですが、昔ここの木で首吊り自殺した娘さんがいたそうです。悪い男に騙されたそうで、戦前くらいまでここには幽霊が出たそうです。