薩摩藩三田藩邸跡

江戸の薩摩屋敷は上屋敷・中屋敷・蔵屋敷などがあります。篤姫も二年余りを上屋敷で過ごしたと云う事です。「薩摩屋敷跡」の石碑は、NEC本社敷地にあります。敷地の一角にはヤマボウシが咲いてます。４枚の白い総苞片（花のつけ根の葉）が、雪が積もっているように見えます。薩摩藩だから「十字」の木だよなと、勝手に納得しました。
なお、蔵屋敷跡には、「西郷南洲・勝海舟会見之地」の石碑がありますが、現在はTTMプロジェクトとして建て替え建設中で、碑はどかされております。竣工の折は改めて設置されるものと思いますが、その時には見に行きたいです。

江戸の薩摩屋敷は上屋敷・中屋敷・蔵屋敷などがあり最も中心的だったのが三田の上屋敷であの篤姫も二年余りを上屋敷で過ごしている様だ

NEC本社ビルの正面より右側道路（緑地）に石碑が設置されています
面影は何もありません

NEC本社ビルの緑地に「薩摩屋敷跡 平成三年一月 西郷吉之助書」と刻まれた石碑が置かれています。西郷吉之助（1906-1997）は西郷隆盛の孫。江戸時代、薩摩藩は上屋敷、中屋敷、蔵屋敷などを有していましたが、三田の上屋敷が活動の中心だったとのこと。
現在はNEC本社の他、有名企業のオフィスビル街に変貌しています。

戊辰戦争勃発の原因、旧幕府側から焼き討ちされた江戸薩摩藩邸があった場所です。なぜ、焼き討ちに遭ったのか。薩長土肥が作り上げた官軍教育下の現代の学校では教えてくれませんので、各々お調べ下さい。ビル街の中に石碑のみ立つだけになっており、往事を偲ばせるものは他に見当たりません。なので、想像を膨らませて、こちらの史跡を楽しんで頂ければと思います。

戊辰戦争の発端とも言われる薩摩藩邸焼き討ち事件跡。屋敷は全焼しその広大な跡地は薩摩ッ原と呼ばれました。現在はNECの本社ビルを中心にオフィス街となってます。

ＮＥＣの本社は薩摩藩上屋敷の跡に建っています。
　ただしく言うと、薩摩藩上屋敷の一部です。