調布市武者小路実篤記念館
住所 | 東京都調布市若葉町1丁目8−30 武者小路実篤記念館 | ||||||||||||
電話 | +81 3-3326-0648 | ||||||||||||
時間 |
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サイト | www.mushakoji.org | ||||||||||||
カテゴリー | 博物館, 観光名所 | ||||||||||||
評価 | 3.6 7 件の口コミ | ||||||||||||
Saneatsu Mushanokōji Memorial Museum | |||||||||||||
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調布市武者小路実篤記念館 件の口コミ
7 私がここを訪れたのは、「大調和」の一冊をコピーする目的を兼ねての見学だったから、だいぶ前のこと。それから暫くして、どういう経過か子細は知らぬが、私立から公立(市立)へ寄贈されリニューアルオープンとなった記事を興味深く読んだ。そうある事例ではないだろうと考えたことは記憶にある
。その時私は、日本近代文学館が収蔵資料の物理的飽和状況からか、一部資料を神奈川近代文学館へという話を聞いていたから、移管の理由はそれとのリンクであったかも知れないが、これはあくまで推測である。形は違うが、資料まるごとの移管と聴いたから珍しいと考えていたから憶えている。
その後欧州取材時に、スイス・モンタニョ-ラのコロナドーロ(黄金の丘)にあるヘルマン・ヘッセ小公園を訪れた。ヘッセが『車輪の下』に描いた舞台のすぐ近くで、同じ作家仲間のアンドレ・ジットやロマン・ロマン等の誰もが羨んだという、風光明媚な絶景の場所。そこがヘッセの作家活動と庭仕事の舞台だった。今そこは芝生の公園で、記念の小さなレリーフが地面にあるのみ。私はジュネーブからルガーノ経由で、すぐ近くのガストホフに宿をとり、噂に違わぬ絶景を見に通った。夕方、宿の窓からは、晩秋の落葉に埋もれる公園でペダンクに興じる老人達が見えた。のどかな安らぎに満ちた風景だった。ヘッセの遺族による記念館建設の動きは断念となったと聞いた。私は武者小路記念館の存在を否定するつもりはない。だが比較して如何にも日本的存立方法だと考えていた。
斜面にある実篤公園の下部に立派な記念館があります。入場料200円(大人)を払って館内に入ると、武者小路実篤の生涯を写真と簡単な記述で説明したコーナーがあり、次いで実篤の絵や彼が遭遇したイベント写真などが展示されています。展示室内は写真撮影禁止でした。
年配の方なら、若いころ遭遇した実篤が描いた果物や野菜の絵、あるいは「君は君、我は我也、されど仲よき」といった類のなつかしい一言に巡り会えると思います。
庭に実篤が愛したであろう梅木があり、可憐な草花が咲いていました。