シアター711

古き良き、演劇の街の小劇場。

そこには入るだけで永年の歴史を感じてしまう程良い雰囲気です。
入ってすぐ階段になっており、劇場自体は2階にあります。
足の悪い方は気合いが必要です。
が、階段も狭いので、壁に手を付けば問題なく上がれるでしょう。

トイレは奥。
細い曲がりくねった通路を進んだ先にあります。
段差やコードはあるけれど、小さな照明がおいてあり危なくはありません。
私が観た演目のスタッフさんはそこここに立っていてくれて、足下の注意喚起をしてくれました。

トイレがまたお洒落。
狭いけれども、素敵な空間でした。
感染症対策で、使い捨てのペーパータオルが置かれていました。
入口では非接触型の検温。
開演前には換気システムを使って空気を入れ換えている旨のアナウンスもありました。

客席は椅子が並べられて、その椅子も前席の間に顔が来るようになっているので、前の人が大きくてもまるかぶりしないようになっていて、1列ごとに高くなるので、舞台手前側は多少死角はありましたが舞台自体は問題なく観ることができました。

感染症対策で、客席内で飲食は禁止。
基本、マスクは外すなでしたので、安心して観ることができました。

良い劇場ですね。
トイレは1度は入ることをオススメします。

入口兼チケット売り場のすぐ隣が喫煙所
風向きに十分注意してチケット売り場へ行ったが、やはり煙草臭く目当ての公演以外は絶対に入りたくない劇場

入口からすぐに階段
かいも廊下も狭いので注意

B席に着席
2列目かと思いきやB列が最前列
しかも舞台を見上げるかぶり付き席

幅がないので、最前列でも隅から隅まで観られて楽しめる

しかしB席の椅子はかなり硬く、しかも背もたれが半分しかない
ゆったり観劇するには最前列は向かない

いかにも「小さな劇場」という雰囲気
お手洗いもちゃんとありました。
座席も舞台を見渡せ、居心地良い空間で楽しめました。
少し窮屈に感じる方もいるかもしれませんが、個人的に良かった。

レトロな劇場です。
これぞ下北沢って感じで私は好きです。
若い人は絶対入りにくい。
そもそも、目的がなければ近寄らないでしょうが、え、これ？って最初は不安になるでしょう。
舞台が近くて、役者の表情もよく見えます。
小規模ならではの美点といって良いでしょう。

本多劇場が日本のオフ・ブロードウェイなら、ここは日本のオフオフ・ブロードウェイ。しかしショー「ビズ」というより60〜70年代のアングラ「文化」の化身かな。建物の佇まい、狭苦しい廊下やトイレ、軋む階段、年季の入った舞台、すべてがタイムマシンのよう。

元は映画館であった建物を小劇場にしたのだとか。
80人くらいの小劇場ですが、少し高めの階段状の作りになっているので死角が少なくて観やすいです。
女性用トイレが２つあるのも嬉しいですね。建物自体の雰囲気もとてもいいです。

外観と内装の印象から、少し窮屈さを感じました。
トイレは綺麗だったのは救いかつ、好印象です。
劇場内はどこも狭いので、思いやり精神が必要になります。
演者さんの表情、息遣いまでしっかり感じ取れる、舞台との近さは魅力。

ザ・スズナリと隣接する、シネマアートン跡にできた下北沢でも新しい劇場。もともと映画館だったこともあり、小劇場では数少ない、全席座り心地のいい常設シートの劇場。ただ、ロビーに使えるスペースが一切ないため、炎天下でも嵐でも、開場待ちは会場外に並ぶことになります。