㈱M-ITコンサルティング

(株) ビジネスコンサルタントにいたコンサルタントが5年ほど前にスピンオフしてできた会社。少なくとも役員二人（岩崎氏と中原氏）は他社でも通用するレベル。人柄もいいし、経験豊富で、センスもいい。これに対して、トップは、独善的で、現場に入らず、常駐先でもホテルで無関係な資料を作るなど、よく言えば理念的、悪く言えば現場軽視。さらに、学歴コンプレックスが強く、独り善がりなナルシスト。サポートがないと、プロジェクトはこなせない。
診断商品を多数開発しているが、理論体系も支離滅裂で、測度として確立されていないので、妥当性はなく、開発者のトップ自身、元の理論をよく理解せず、我流なので、説明力はなく、断定的。サンプル数はあるが、整備されていないので、首尾一貫した見解があるわけでもない。
営業出身でコンサルタント（ディレクターやシニア・マネージャーなど）になっている人材の質は顕著に低い。業績に対する責務感もなく、営業活動にも熱心じゃないが、クライアント目線で見ると、専門知識が希薄、統計知識が中学レベル以下で、報告書も遅く、国語的に稚拙。出身校がすべてではないが、偏差値50以下の大学出身、しかも社会人になってどぶ板営業に徹してきて、経営学や特定分野の専門を持たないまま、40歳半ばになっている。
しかも、前の会社の社風なのか、穏やかに言えば済むことでも、怒鳴り散らすなど一般のファームには起こりえない言動が飛び交う。これはトップもそうで、嫉妬心から皮肉や嫌みなどを言う。
クライアントには関係ないが、賞与がお年玉レベルで、年収は役員でも一般のファームの35歳レベル、40歳代で450－500万程度。新卒を採用しているが、賞与がそんな状況なので、手取りは2年目3年目でも200万未満。生活はかなり苦しい。年に4回程度、食事会があるが、その際は一人1万近い食事で、ギャップが大きい。
トップはそろそろ70歳、完全に経営から退き、組織を刷新しても、主力選手になる世間並みのコンサルタントが30歳代40歳代に皆無だけに今がピークかもしれない。
なお、タレントマネジメントに関するノウハウやナレッジは同社には全く何もない。それらしいコラムを開示しているが、その人物は既にいない。