せみ塚
住所 | 山形県山形市山寺4456-4 |
カテゴリー | 史跡, 観光名所 |
評価 | 4.7 6 件の口コミ |
Cicada Mound | |
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せみ塚 件の口コミ
6 ‥風靡の山寺‥
「閑さや‥巖にしみいる‥蝉の声」/松尾芭蕉
鎌倉時代に作られたと言われる山門から約15分歩いたところに【せみ塚】があります。
そこから約5分の位置に、嘉永元年 (1848) 再建された、けやき材の優美な仁王門が‥
左右に安置された仁王尊像は運慶のお弟子さん達の作と伝えられています。
せみ塚は、松尾芭蕉の句をしたためた短冊を納めた記念碑です。
アクセス
登山口からせみ塚までは徒歩約25分くらいでした。
立石寺は山寺駅出口から徒歩約5分
(コインロッカーがありました)
山形より仙山線で約30分
仙台より仙山線で約50分
東京より東北新幹線+仙山線で約2時間40分
営業時間/通常 8: 00~17: 00
(※コロナ禍の現在は~16: 00だと思います。
是非ともHPご確認を)
周辺施設
観光案内のきざはし会。
芭蕉焼き団子、ずんだ餅、餅焼き煎餅、手打ち蕎麦、山寺饅頭、‥など、
喫茶店、お食事処、お土産処などわりと充実しています。
私は芋煮とか玉こんにゃくをいただきました。
芭蕉の遺墨や奥の細道の資料の展示がある山寺芭蕉記念館など。
「閑 (しずか) さや 巖 (いわ) にしみ入る 蝉の声」は、松尾芭蕉が元禄2年5月27日 (1689年7月13日) に出羽国 (でわのくに:現在の山形市) の立石寺 (りっしゃくじ) に参詣した際に詠んだ発句で、「おくの細道」 (旅行記) の中でも秀吟 (しゅうぎん:優れた詩歌) の詩として知られています
芭蕉は山寺の山上に立ち、眼下にうねる (曲がりくねる) 緑の大地を見渡した。頭上には梅雨明けの大空が果てしなくつづいている。そこで、蝉の声を聞いているうちに、あたりの美しい景色はただひっそりと静まりかえって、芭蕉は広大な天地に満ちる「閑さ」を感じ取った。
「閑さ」は蝉の鳴きしきる現実の世界とは別の次元の心の中の「閑さ」を表現しているのだそうです。
現実の静けさではなく、現実のかなたに広がる天地の、言い換えると宇宙の「閑さ」であり、梅雨の雲️が吹き払われて夏の青空が広がるように、突然、蝉の鳴きしきる現実の向こうから、深閑 (しんかん:物音もせず静まりかえっているさま) と静まりかえる宇宙が姿を現した、といった意味なのだそうです。
俳句というものは、難しく、奥の深いものなんですね~
ちなみに、芭蕉が詠んだ句の蝉は、日本・台湾・中国・朝鮮半島に分布する「ニイニイゼミ」という小型のセミを指しているそうで、鳴き声はウィキペディアで聞くことが出来ます (^-^ゞ
芭蕉翁が記した、岸を巡り岩を這いて仏閣を拝し佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ 閑けさや岩にしみ入る蝉の声 という有名な句かどうか分かりませんが、句をしたためた短冊をここに埋め、石の塚をたてたそうです。
あー、ここで詠んだのかもと思うと感慨深くなります。
山寺駅から土産物屋の通りを歩いて約7分。立派な入口 (登山道) から階段を上り、根本中堂へ参ります。これもまた立派なお堂で仏様が祀られおります。ここで御朱印やおみくじなどを頂戴出来ます。
山寺 (立石寺) は松尾芭蕉が訪れ、句を残した場所としても有名ですね。300年も前のことです。
閑さや岩にしみ入る蝉の声
芭蕉と弟子の曽良の像が立っていてちょっとした写真スポットです。
日吉神社や宝物殿、売店などを抜けると、いよいよ山門です。 入山料¥300
石段は全部で1015段 1段登る事に煩悩が消えると言われております。
登るのはかなり大変ですし、休日はかなり人でいっぱいになるでしょう。ゆっくりと景色を眺めつつ歩くのがいいですね。
せみ塚や仁王門を通り、1番上のゴールに奥の院があります。ここまでくるとかなりの達成感ですね。
ガイドブックなどでよく目にするものが、納経堂・開山堂です。確かにかなり見晴らしが良いところです。