黒門前緑地

金沢城に近い一角にあるお屋敷のような場所。もともと豊臣秀吉の養女豪姫にゆかりの場所で、最近まで金沢地検の検事正官舎であったところへ、タカジアスターゼで有名な高峰譲吉博士ゆかりの家屋を移築した、というなかなか複雑な経緯をたどった場所でもあります。
落ち着いた美しい庭園と趣のある古い家屋が印象に残ります。

友人が金沢の旧高峰家を訪問された時の事です。
門に「ご自由にお入り下さい」の札があり、中に入ると玄関に「スズメ蜂注意！」の貼り紙。危険だと思い、どこに巣があるか聞くために中に入ったそうです。

奥の部屋に入ったら椅子に座っていた男性から「誰に断って入ったんだ！」と怒鳴られ、
「お入り下さい」と書いてあり、門や戸が開いていたので入ったと伝えると、「コロナでご遠慮下さい」と書いてあるだろう！とまた怒鳴られたそうです。

友人「では金沢市に確認します。」
男性「文句があるなら俺に言え！」
友人「あなたは市長さんですか？金沢市の行政の方ですか？」
男性「おう！」と一言。

このような対応をする人に管理をさせている金沢市にも問題があるので、旧高峰家を管理している金沢市文化振興財団にこの件を報告しました。

担当者は謝罪していたが、事実確認をして連絡を差し上げるとおっしゃいましたのに1ヶ月以上たってもなんのお返事もありませんでした。

そこで金沢市に問い合わせると、次の日文化振興財団から連絡がありました。丁寧に謝罪され、直接指導したと報告を受けました。

せっかくの文化施設が素晴らしいのに、この対応のせいで金沢市全体の観光客が減ると思いませんか？

ちなみに高峰家を訪れた日の夕方、石川県の施設である石川国際交流ラウンジでは、金沢市管轄の旧高峰家もぜひ見てほしいと勧められた。

この現実、世界中の皆さんはいかが思われますか？

穴場の観光名所
黒門は、
加賀藩ゆかりの色の名前が付いた3門
（黒門、白門、赤門）のうちの一つ
元々、
金沢城 黒門前のこの場所は、
金沢地方検察庁検事正の官舎のとして
使われていたとのことです
2001年に金沢市が整備し、
黒門前緑地となったとのこと
江戸時代には、西丁口門と呼ばれていた
金沢城への出入り口だったとのことです️
今の黒門という名称となったのは、
明治以降のようです

Nothing much to see, small house, and a placard nearby dedicated to the person who had lived here. There was what appeared to be a family living in the attached home adjacent to the empty historic house.

金沢城黒門口あたりを散歩していて、たまたま出くわした。予備知識は何もなく、立ち入り無料ならばと門をくぐる。
金沢地方検察庁の検事正官舎であったとのことだが、意外なことに「豪姫住居跡」（表示板だけだが）であり、また当地出身と気づかなかったが高峰譲吉博士の旧居でもあり、よく保存されていた。常駐の職員の方もいて、建物の中まで上がって見学もさせてくれた。
まあこれらに関心のない観光客を引き寄せるのは難しいかも知れないが、金沢城のすぐ外周にあるし、個人的には無料で貴重な明治からの建造物を見ることができ、大変満足だった。