こいで

前々から行ってみたかった、居酒屋「こいで」へお誘い頂きお邪魔しました。
店内は小上がりのテーブル二席、カウンターはありますが使っていなさそうな様子。
まず白エビ
刺し盛りは獅子エビ？という希少な海老も乗った豪華な刺し盛り。
白子ポン酢はプルプル
巨大な塊ほあん肝。見た目のインパクトはかはり大迫力です。味は絶品過ぎる。
フグの塩焼き、フグの白子天ぷら
どちらも抜群。
そしてカニは蟹味噌が濃厚で身もプリプリ
旬では無いので、石川産では無いけど、 (産地忘れた) これもまた絶品
ノドグロ一匹は写真ではわからないけど、かなり大型の物で、脂もしっかり乗って焼き加減も最高です。
キンキの煮付けは煮付けのタレが何とも絶品でご飯が何杯でも食べれます。
本当はこのタレとご飯を一緒に召し上がって下さい。との事だったが、名物の塩むすびを食べたくて急遽変更してもらった。
これば変更してもらった甲斐がある塩むすび。
デザートは巨大イチゴ。どれも絶品過ぎる贅沢な１日でした。
ご馳走さまでした。

初めての金沢旅行で、もう一度食べに行かねば！と思えた唯一のお店 ＼ (・∀・) ／ こいでさん！最高！

ここは凄い！ 全てが本物

長文になり失礼します

北陸新幹線で金沢旅行に行く事が決まり
食べに行くお店を食べログで探していたらこのお店を発見し、絶対に行きたいモードになってしまいました。

3週間前だったので難なく予約が取れました

当日、食べログの地図を参考にしてお店に向かったのですが地図の指す場所にお店が見当たりません。

仕方がないのでお店に電話で確認したら100m先でした。京都でもあった現象です。住所は間違っていないのですが地図の指す場所が違うパターンです

お店に入ると開店したばかりなのでお客さんが未だ誰も居ません。タバコを吸うか吸わないか聞かれて、吸わないと伝えると、じゃあカウンターにと案内されました

カウンターの中には、いかつい感じの店主がもくもくと仕事をされていました

メニューを見ると全て食べたい物ばかりです
決められないので、店主に「お任せでお願い出来ませんか？」と尋ねると無愛想な感じで「ムリ」と言われてしまいました。

後で口コミを改めて確認したら「初めてのお客さんの好みは分からないから」と書いてあった。確かに懐具合も分からないのでその通りだなと後で納得しました。

という事で改めてメニューを見て決めることになり、とりあえず「刺し身を少しずつ盛り合わせで」と注文すると「一切れずつでいい？」と優しい感じで応えて貰った

飲み物は瓶ビールを頼んだら生しか無いとの事で、中と小を頼みました。

付き出しが出てきたので「写真を撮っても良いですか？」と聞くとコクリと優しくうなずいて貰った

︎平貝の磯辺焼き
長さ6cm、厚さ1cm位の平貝にスプレーの油？と醤油？を霧吹きでかけて熱々に熱した鉄板で両面を2、3秒焼く
霧吹きでかけた茶色の液体が何か分からないが、肉の旨みのような味がした
山葵は直径4cm位の太くて大きい山葵

その後、店主から「ウニ食べる？」と聞かれたのでもちろん「頂きます」と返答

︎浜中産 スペシャル バフンウニ
ツヤツヤの見た事が無いウニが登場です
まるでゼラチンでも塗ってあるかのようです
食べると昆布の旨みが凄く感じられました
こんなの食べた事がありません。
最高に美味しいです

カウンターからはコンロや焼き台は見えるのですが、まな板が見えないので刺し身を作っている状況が見えないのでとても残念です

お刺身盛り合わせ
(上段)
鬼エビ
活ボタン海老　…　今まで水槽で生きていたのだから身がプリプリで甘い。頭の青いミソが旨過ぎ!
シマ海老　　　…　この海老が一番好きかも。
白ガス海老　　…　とろける感じで甘い
白海老
(下段)
天然クレソン　…　初めて食べた。青臭くない
生トリ貝　　　…　磯の香りが半端ない。貝の王様
天然銀ダラ　　…　初めて食べた。脂が凄い
サクラマス　　…　あっさりとした脂。これは美味しかった
ノドグロ炙り　…　皮目を炙ってあるので余計に脂がビッシリ、最高です
活ホタルイカ　…　動いています。ミソが美味しい
活飯蛸　　　　…　足だけ。もちろん動いています。頭は生で食べれないのかな？

続いて日本酒を頼みました。せっかくだから十四代の七垂二十貫（しちたれにじっかん）を飲みました。ワインです。こんな美味しい日本酒があるのかと驚きました。いくらするんだろうと不安な気持ちにもなってしまいました。

何度見てもわくわくしてしまうメニューの内容です
何度も何度も穴が開くくらい見ました。今日だけは満腹中枢が無ければいいのにという気持ちです

お刺身の途中で追加注文。「メタボのどぐろ焼き　脂のりのり! 」「山菜天ぷら」「ホタルイカ天ぷら」「フルーツトマト」を注文しました。

メタボのどぐろ焼き
35cm位ののどぐろに6～7本の鉄串を打って焼きます。焼き台は下火のコンロで、上からアルミホイルをのせてじっくり焼いているので、頭やカマの部分がカリカリで骨まで食べれます。山盛りの大根おろしとレモンが添えてあります。また魚の脂がどんどん溢れ出してきます。けっこうな量ですが美味しくてペロリとたいらげました。

フルーツトマト
2種類のトマトです。ヘタが付いている方は皮が薄くて中身も甘い。丁寧に皮を剥いてある方は果肉がしっかりとして甘い。2種類ともコース料理のデザートに出てきてもおかしくない

︎山菜天ぷら
揚げ方が上手い、全てカラッと揚がっている
抹茶塩で頂きます
※後で御主人のブログをみたら、相当な山奥に行って天然の山菜を毎日の様に採っているそうです
こごみ
ふきのとう
こしあぶら
山ウド (香りがとても強く美味しかった)
タラの芽 (こんなタラの芽は食べた事がありませんでした。クリーミーで美味しかった)

︎ホタルイカの天ぷら
活きたホタルイカを揚げているので、もちろん美味しい、味噌が沢山詰まっていた

︎イチゴ、オレンジ (サービス)
オレンジが甘さが濃くて美味しかった

お会計は少し驚いたが、納得できる美味しさでした。季節ごとに伺いたいお店ですが、そうは簡単にいかないので1年に一度は必ず伺いたいと思いました。

お店から出る際に御主人と奥様にお見送りをして頂きました。その時の御主人の表情は料理を作っていた時の表情とは全く別人のようで、優しい笑顔で結構長い時間見送って頂きました。

なんだか涙が出てきました

こちらのお店は、本物の食材を真剣な気持ちと本物の調理技術で最高の料理にして提供してもらえる最高のお店でした。

本当に美味しかったし、感動しました
ごちそうさまでした