石窯パン工房 たかはし

入るなり焼けた小麦のいい香りが香る
住宅街のなか坂の途中に店舗というか家
駐車場は無く、硬さのあるパンでクセになりそうな旨さはあるが、わざわざは行かないかな…
似たようなパン屋は全国イッパイあるからなぁ

松田町寄ロウバイまつりの帰りに寄った寄七つ星カフェにあったタウン誌に松田町のパン屋さんがたくさん紹介されていて、その中の紹介文を見て『これは拘ってるなぁ…』って感じ今回初めて訪れたパン屋さん。

本当にここにあるの？と思うくらい、南足柄の山に向かう地元の人しか通らないような道を進み、ここ？！って思う住宅街にある知る人ぞ知るパン屋さんの『石窯パン工房　たかはし』、
庭にある店主自らが製作したという手作りの石窯パン、焼き上がったパンはどちらで販売しているかというと…パン屋さんの店構えとは到底思えない普通のお宅の玄関の扉を開けた目の前に、パンが並べてあるんです…（笑）

パンのほかにも、店主が育てている珍しい野菜も売ってます。

拘りの小麦粉は昔から日本で親しまれている『農林61号』、全粒粉は石臼で自家製粉、酵母は自家培養した『ぶどう酵母』、塩と砂糖も厳選したものを使用、『粉』と『砂糖』と『塩』と『天然酵母』…材料はこれだけ。パンを手に取るとずっしりとした重さ、ハード系の生地なので噛み応えがあり、噛めば噛むほど全粒粉ならではの独特な風味がある個性的な味わい。『ぶどう酵母』の酸味と『小麦』の味が口中に広がり、噛みしめるほどに旨味を感じました。

国産小麦と自家製の粉石臼全粒粉を使ったこだわりの石窯パン、車を停める所に迷って聞いたら誘導してくれ、帰りは車が見えなくなるまで見送ってくれるパンと同じく、素朴なご主人が笑顔で迎えてくれます。

直ぐ近くには天狗で有名な曹洞宗 大雄山最乗寺や日帰り温泉施設もありますし、春は松田町寄ロウバイまつりの蝋梅や曽我梅林の梅、また松田山ハーブガーデンの河津桜やあぐりパーク嵯峨山苑の菜の花など、花見の帰りや愛犬家の方は寄七つ星ドッグランの帰りに寄ってみてはいかがでしょうか？

日本の小麦粉でパンを焼きたくて、石窯を手作りした拘りのパン屋さん、一度行く価値はあると思います、是非お勧めです

庭にある窯でパンを焼いているパン屋さん。売り場は玄関先。焼きたてのパンを温かいうちに庭先で食べるとおいしいです。自転車を置くバイクラックもあり遠方からロードバイクで訪れる人もいるそうです。飲み物は売っていないので庭先で食べたい場合は持参するのが良いと思います。