飛鳥坐神社

閑散期で境内はひっそり。お守りを買おうとインターホンで、神職をよびだすも、ジャージ姿で面倒くさげな態度。欲しいお守りはすべて売り切れ。神様には悪いが有り難みもくそもない。わざわざ遠出したのに非常に不愉快だった。

御祭神の事代主神は「大国主神の第一子で、国譲りの際信頼を受け父神のご相談にのられ、その後、首渠神（ひとごのかみ）として八十万の神々を統率した」とある。有り難く、”飛鳥坐神社”の御朱印を頂きました。首渠神の墨書きも書いていただいております。

噂に名高い御田祭の神社です。そのお祭りは2週間前に終わっており、訪れたときは静かなものでした｡石舞台古墳や飛鳥寺の近くにありながら、あまり目立つことも無くひっそりとした神社です。ここであの奇祭が行われるのが想像出来ないほどです。いいですねぇ、このギャップ。渋い神社でした。

奇祭おんだ祭は必見です。かなり直截的な性を表現したお祭りで、備中神楽よりもエロティックに感じます。また、境内にあるマラ石と陰石の種類の豊富さにも圧倒されてしまいます。近代以前のおおらかな信仰を今に遺している神社です。

この神社は「日本書記」に社名の記載があるほど、古くからある。後から知ったのだが、境内には数多くの陰陽石があり、古くから性信仰の神社だそうだ。やっぱ駆け足で巡ると、見どころを見逃してしまう。こんな面白い由来があるのに、私が訪れた際は無人でした。